【タイ】コロナ禍で失業者続出の影に、移民労働者約230万人を必要としている現実。

タイのCOVID-19状況管理センター(CCSA)の諮問委員会は、バンコク都(BMA)が、新型コロナウイルスに感染した外国人移民労働者の検疫のための特別キャンプを設置することを推奨しています。

名誉教授のピヤサコーン・サコンサタヤドーン博士が率いる諮問委員会は、パトゥムターニー県モデルを引用しました。
パトゥムターニー県では、この病気の検査で陽性となった移民労働者を、古い市場を四方八方からバリケードで固めた仮設病院へ収容しました。

諮問委員会によると、バンコクとその周辺には推定約130万人の合法移民労働者がおり、その中にはバンコクで58万人、サムットサコンで23万人、サムットプラカンで16万人、パトゥムターニーで13万人、ノンタブリーで99,000人、ナコンパトムで93,000人がいると言われています。

タウィーシン博士は、バンコクの50地区に409の建設労働者寮キャンプがあり、現在62,000人以上の労働者を収容しており、その中には約26,000人のタイ人と約36,000人の外国人移民労働者がいると述べます。
積極的なスクリーニングにより、建設作業員の間で1日あたり約300件の新しいCOVID症例が発見され、バンコクで必要な病床の数は1日あたり約800件に増加したと彼は付け加えました。

タウィーシン博士は、合法的な移民労働者に加えて、約100万人の違法な移民労働者もおり、その多くは合法的な労働者と住居を共有しているか、逮捕を回避するために移動していると述べ、このような状況がこの病気の封じ込めを難しくしていると言います。

この問題に対処するために、諮問委員会は、感染した移民労働者を収容するための特別キャンプの設置を提案し、委員会はまた、不法移民が登録し、合法労働者になり、配置されることを可能にする恩赦の延長を提案したと述べています。

合法違法合わせて、約230万人ですか…。
もはやタイは、移民労働者なくして成り立たない国となっていますね。
失業者はたくさんいるはずなのに、労働力は足りておらず他国だより。
これは、国民性と国のかじ取りに変化が必要とされているのかもしれません。

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