タイ東北部ブリーラムでは、ワクチン非登録者を罪に問う断固たる構え

タイでは、国の法律とは別に地方自治体により強い法的拘束力をもった新型コロナウイルス対策が可能なように、権利を委譲しています。
タイ東北部にあるブリーラムでは、こんな厳しい対応でもってコロナと戦う覚悟のようです。

ブリーラム県では、地方自治体が新型コロナ感染拡大のリスクがあると判断し、県内の18歳以上の在住者がワクチン接種を拒否した場合、法律をもって罪に問われます。

ブリーラム県知事のタチャコーン氏は、ブリーラムに住んでいる、または働いている18歳以上のすべての個人に、COVID-19リスク評価フォームを提出し、5月31日までに公に利用可能な申し込みフォームを通じて予防接種を申請するよう促しました。

この申し込みフォームには、公衆衛生ボランティアによる訪問、オンライン登録、または県内の病院や保健所での登録が含まれます。
5月31日までに申請しなかった場合、懲役1か月および1万バーツ(約35,000円)の罰金、またはその両方が科せられます。

申請の過程で、保健当局または疾病管理局の職員が、申請者が感染のリスクがある者だとみなされた場合、特定の場所および特定の日にワクチン接種を受けるように命じることができます。

ワクチン接種を受けることを拒否した人は、最大6万バーツ(伝染病法違反の場合は2万バーツ、緊急法令違反の場合は4万バーツ)および2年の懲役またはその両方に処せられる可能性があります。

なかなか厳しい措置のようにも見えますが、地方に行けば行くほど中央の言うことなどに耳を貸さないような分野の人も増えますので、ある種強制的に行っていかないと足並みを揃えるのは大変難しいものなのです。
日本ですら最近は、足並みという点においては、かなり後進国家になり下がったように映りますし。

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