タイ政府庁舎の水漏れ工事に600万バーツ(約2100万円)。宝くじ一等と同じ金額。

photo by Khaosod

3月11日木曜日、タイ政府庁舎では先日発覚した水漏れ工事の最初の日でした。
全ての修繕に、なんと600万バーツ(約2100万円)の費用がかかるとの見積もりに世間がざわついています。

技術部の兵士たちは、漏れのある天井を修理するための最初のステップとして、政府庁舎内のサンティマイトリビルに防水シートを敷きました。

9日火曜日の閣議後に、プラユット首相がマスコミへの定例記者会見の最中に雨漏りが発生しました。

エンジニアは、建物の構造と屋根の間の目地の裏打ちに問題があり、修理に600万バーツかかると述べました。

しかし目地を埋めるグラウトは、ホームセンターで1キログラムあたり、わずか20バーツから約60バーツ(約70円~210円)程度で売られています。

昨年9月には、水漏れと大雨により、120億バーツの新築国会議事堂が洪水に見舞われるという騒ぎもありました。

タイでコンドミニアムの売買が全盛のころ、1㎡30万バーツ(約105万円)なんていう物件の建築計画が立てられましたが、どこのプロジェクトでも確実にどこかの部屋で、配管からや屋根、または窓枠などから水漏れが発生しています。(全部とはいいませんが)
見た目はラグジュアリーで素敵な物件も多いのですが、どうしても建築の中身は日本のそれとは異なりお粗末なようですね。
しかし水漏れ工事に600万バーツとは…。
くしくもタイの宝くじ一等の当選金額と同じです。

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