【タイ】自国製ワクチン、4月にも実用化に目途

高等教育科学革新研究省(MHESI)大臣は、タイの研究者によって開発された新型コロンウイルスワクチン候補が早ければ今年4月にリリースされる可能性があることを示しました。

同大臣は、タイの研究者が現在開発中の新型コロナワクチン候補の進捗状況を明らかにし、プロジェクトは現在まで順調に進んでいると述べています。

現在、チュラロンコーン大学医学部が開発したワクチン候補は、最終第3臨床試験中です。
このワクチンは、今年の4月下旬または5月上旬に一般に公開される可能性があります。

もう1つの有望なワクチン開発プロジェクトは、バイヤー・サイトファームによるプロジェクトで、ウイルスのゲノムを植物に導入する独自の技術を使用し、基本的に植物を使用してワクチン製造用のタンパク質を生成します。
バイヤー・サイトファームのプロトタイプワクチンは、6月にヒトでの臨床試験が予定されており、年末にかけて一般に公開される予定です。

現在、タイで開発中のワクチン候補はさらに5つあり、その有効性を評価するためにさらなる試験が必要です。
MHESIは、これらの自国で開発されたワクチンが、国が輸入ワクチンへの依存度を減らすのに役立つと期待しています。

日本人には意外かもしれませんが、タイの医療はアジア圏ではトップクラスの技術と設備を持っています。
近隣諸国はもちろんのこと、アラブ方面からもタイの医療を受けるためにツアーが組まれるほど発展しています。
また新型コロナ対策は、先進国よりもよっぽど力をいれていますので、以前の観光立国といったような外国人落とすお金に期待する目先安っぽい国造りよりも、人々が安心して暮らせる国として今後はさらに注目を集めるかもしれませんね。

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