健康か利益か?~劇薬パラコート、グリフォセートの農薬使用禁止継続を表明

農業協同組合省による委員会は、引き続きパラコートやグリフォセートなどの化学農薬を禁止することで合意したと発表した。

パラコートは以前日本でも「パラコート連続毒殺事件」として有名になったほどの劇薬であり、グリフォセートは発がん性物質が認められ、世界50カ国で既に禁止されている同じく劇薬である。

こういった農薬は、実際につい最近(2018年ごろ)まで実際に使用されていた。
しかしなかがら、タイの農家のこれに反発している。

理由としては、殺虫などの観点から化学性農薬を使わないと生産コストが上がってしまい、利益が少なくなるからにほかならない。

農業協同組合省は「農家は現時点で化学物質を有機代替品に置き換えることをお勧めします。 当局から重機を提供するので、これを使用して大規模な農業を行い、生産コストの削減にも役立てていただきたい」と述べます。

同省はまた「パラコートとグリフォセートの使用禁止に起因する、予想される生産コストの上昇に農民が対処できるようにするための緊急措置を検討しています」とのことだ。

これは、新型コロナの図式にも非常に似ている。
利益を追い求める者は、人々の健康と安全を犠牲にし、健康と安全を優先する者は、他の人の利益を犠牲にする。
果たして選択すべきなのは、どちらだろうか。

 

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