タイのホテルレビューに正直に書いたつもりが逮捕へ。思わぬ逆襲にご注意を。

私はホテル業界の人に知り合いが多く、よく最近の事情などを伺うのですが、インターネットが発展して以来、ホテル業界の人が最も恐れているのが、ネットレビューでの書き込みなんだそうです。あまり書くとホテル業界の方に迷惑となってしまうのですが、もし何か対応の悪いホテルに宿泊してしまった際は「ネットレビューに書くよ」というと、一番堪えると言っていました。しかし、タイのこのホテルはこんな逆襲に出たようです。

チャーン島のリゾートホテルに宿泊したアメリカ人が、トリップアドバイザーにネガティブなレビューを投稿した後、ホテル側はこのアメリカ人を訴え逮捕となりました。

トラート県のチャーン島にあるシービューリゾートを訪れたアメリカ人のウェズリー・バーンズ氏は、ホテル側のあまりにも不誠実な対応に不快感を覚え、トリップアドバイザーに彼が受けたネガティブな内容のレビューを投稿しました。
するとバーンズ氏は、ホテルの評判に損害を与え、またホテルに持ち込んだアルコールの持ち込み料金の支払いを拒否してホテルのスタッフと口論になったと訴えられたと言います。

移民警察は、タイで英語教師として住んでいるバーンズ氏を拘束して逮捕拘留し、後に保釈しました。
有罪判決が下された場合、バーンズは現在の名誉毀損に関する法律の下で最大20万バーツの科料とともに最高2年の懲役に直面する可能性があります。

こちらがバーンズ氏が、2020年7月に書いたレビュー内容です。
不親切なスタッフと恐ろしいレストランマネージャー
不親切なスタッフ、誰も笑顔になりません。彼らはそこで用事を与えられないように振る舞います。
レストランのマネージャーは最悪でした。彼はチェコ共和国出身です。
彼はゲストに対して非常に失礼です。別の場所を探します。
あなたの給仕をすることに満足しているスタッフがいるホテルは、他にたくさんあります。
滞在日:2020年6月

シービューリゾートはカイベービーチにあり、トリップアドバイザーで口コミを投稿した85の島内のホテルのうち、現在10位にランクされています。
1,922件のレビューのうち、1,090件はリゾートを最高と評価し、580件は非常に良いと評価しています。

タイ人は、名誉を汚された、辱められたと感じると激昂する場合があります。
プライドを傷つけないよううまく諭すやり方がいいと俗に言われてますね。

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