【タイランド・クイズ】こちらの女生徒は何をしているのでしょうか?

2020年6月27日。
日本の校則は非常にユニークなものが多いようで、たまに雑誌やテレビのネタになったりするのを見かける。

「男子生徒を挑発するのでポニーテールは禁止。」
「服装違反の者は、半年間教頭と交換日記。」
「校長の頭の話題を出さない。(出した生徒は、男子は坊主、女子はショートカットにするべし)」
「先生が教室に入ってくる時は、拍手で迎えなければならない」

などなど。もはや都市伝説かとおもうような、嘘のようなホントの話しだ。
でもどこか滑稽で笑える部分がある。

ただタイの公立校は校則に対しては非常に厳格だ、笑いなど一切起こらないほど。

写真の学生は何をやっているかお分かりだろうか。これは決していじめにあっているのではない。(あっ、タイの学校はいじめも相当えげつないので、いつかまたお話しします)
これは彼女自身が自分で望んでやっているのだ。

仏教徒だから修行の一環? いやいや、女の子ですし。
少し答えを考えてみて下さい… … …。

それでは答えです。
答えは「プロテスト、すなわち抗議をしていたわけなんです」
なにに対してか。
それは、タイの公立学校では、女生徒は全員例外なく髪をかなり短く切らなければならないというものがあるんです。少しでも長いと男性教師がバッサバッサと虎狩りにでも刈り出すような勢いで刈っていきます。

この女生徒もそのような目にあい、抗議のためこのような姿で街頭に立ったわけです。
彼女は主張します。何人たりとも強制的に他人の髪を切ることをしてはいけないと。そういった行為に対し、女生徒はみな、抗議もできず抵抗もできない。
従って、口にガムテープを張り、体を拘束した姿でプラカードを張り抗議したというわけです。

学生も一人の人間であることを社会が認識する良い機会と考えられたらと思います。

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