【タイ】バス・ガス・爆発 !

2020年6月3日。

昨日サムットプラカンにあるバス駐車場内で、エアコン付きのバスから発火し数台のバスが炎につつまれました。

昨晩、エアコン付きのバス145番から発火した炎は、横に停められていた同じバスに拡散しました。消防士が到着し約30分の消火活動後、火は鎮火いたしました。

このバスは数日間はしっていなかったそうです。係員はエアコンの冷却パネルが装備されている屋根の上から燃え上がる炎を発見しました。 そして屋根に設置されたNGV燃料タンクへと素早く燃え広がっていったとのことです。
その係員と運転手が、消火器で対応しますが、火の勢いが強く効果はありません。炎は激しく燃え、車全体に広がりました。炎が燃え続けている間、他の車の移動が間に合わなかったために横に駐車されていた別の2台のエアコン付きバスへと燃え広がっていったので彼は警察に助けを求めました。

NGV燃料タンクとは

文中に出てきましたNGVをご存じでしょうか。
日本ではまだまだ普及率が低いので認知度も低いですが、天然ガス(=NGV)を燃料として走る天然ガス自動車のことを言います。Natural Gas Vehicle の頭文字をとってNGVなんですね。
NGVは優れた環境性能で、低公害車として世界的に普及が進んでいる車です。クリーンな排気で大気汚染の心配もなく、二酸化炭素の排出を抑えるなど、まさにこれからの時代の自動車と言えるでしょう。

タイではこの天然ガスを採用した自動車が、「燃費が良い」という理由で割と一般にも普及が広がっています。ただガスを積んで走るって少し怖いと思いませんか? 以前、タイの大手日系自動車メーカーの知り合いにその点聞いてみたことがあるのですが、基本純正でメンテナンスをきちんとしていれば、全く安全には問題ないとのことでした。

ただこの純正というのがくせもので、タイではこの純正以外のものを使っている(しかも本人の自覚なしに)場合も多く、そういった製品が原因かどうかは定かではないが、自動車やバスの発火事故は割と頻繁にニュースに上がってくる。タイの日系自動車メーカー、部品メーカーの人もこのまがい物(コピー品)との戦いに苦労しているとも語っていた。商品パッケージにコピーされにくい印刷技術やシリアル番号を入れたりと、それだけでもコストアップを強いられてしまうほどだというのだ。

バンコクのタクシーのトランクを開けると、大きなプロパンが積んであるので気になる方はチェックしてみて欲しい。
空港からホテルに向かう高速道路で、後ろからガツン!とぶつけられたら…。

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