【タイ】大量横奪から盗品売買へ。次なる展開は…?

 

2020年5月20日。

新型コロナ禍で経済的に困窮している人のために各地では、海外発のフリーパントリー、タイではトゥーパンスク(シェアリングハッピネスボックスの意)が設置されている。設置後まもなく明らかなマナー違反ともとれる心無い人々によって、存続が危ぶまれていたが現在も存在する。

過去記事:フリーパントリーは無料ですが…これはいけません

しかし、現在はこの記事をさらに上回る状況となっているようだ。

パトゥムターニー県タンヤブリ地区のある市場では、30歳以上とみられる女性が、即席めん、牛乳、箱、缶詰などの食品を持ち寄り売買している姿を発見した。しかし、この製品にはトゥーバンスクの寄付製品のステッカーが貼られていたのだ。
マーケットマネージャーのプラキットスラスリさん(37歳)は、この女性の行為は不適切だと言って市場を使わせないようにしていたが、何度か管理スタッフの目を盗んで売りに来ていたようだ。

本当に困っている人たちがたくさんいる中で、日々の食事だけでも困らないようにと始まったトゥーパンスクですが、大量に食料を持ち逃げするだけでは飽き足らず、売りにまで出してしまう始末。でもこれはタイ人だからと言うことではなく、おそらく日本でも同じことが起きるのではないだろうか。犯罪者のいない国がないように、人間の心がそうさせてしまうのでしょう。このようなことが頻発してでも、まだトゥーパンスクの運動が続いているだけでも称賛に値するかと思います。

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