微笑みの国タイでも「マイペンライ」で済まなかった話

2020年4月10日。

微笑みの国タイランド。
我々が持つ印象としては、
その国民性はとてもおおらかで、
多少の失敗や間違いは
「マイペンライ」の一言で片付く(片付けられてしまう)
という認識をお持ちではない
だろうか。

車やバイクが逆走してくる、歩道をバイクが走ってくる、
注文は間違ったものがくる、約束しても時間通りには来ない。

こんなことは「マイペンライ」の精神で片付いて(づけられて)しまう。
また、そこで決して怒ってはいけないのだ。

その中の一つのケースとしてこんな光景に出くわしたことはないだろうか。

大型ショッピングセンターやデパート内で、
ベビーカーを押してる人とすれ違った際に、
中を覗き込むと赤ちゃんではなく、ワンちゃんが居座っているケースが。

「あれ、ここドッグカフェかなんかだっけ?」

タイでも一応、スーパーやデパート内はペットを連れての入店は禁じられている
ただマイペンライの精神から、大きく問題を起こしていなければ、黙認されていることも少なくないのだ。

ただこの日は違った。

家族同様に面倒を見ているワンちゃんと一緒に
本日も近くのショッピングセンターを訪れたA夫人。

つい買い物に夢中になり、ふとワンちゃんをとり残し目を離した。
そのすきに警備員がワンちゃんを外に連れ出してしまったのだ。

家族同様のワンちゃんがいない!と血相を変えたA夫人は,
その警備員に詰め寄った、かなり荒々しい言葉遣いとともに。

すると警備員に同情した周りの買い物客たちが一斉にA夫人を非難し始めたのだ。

 

それに対しA夫人も負けてはいない。日本なら確実に放送コードに引っかかる言葉を羅列し始め
ショッピングセンター入口付近は微笑みは一切なく、正に修羅場と化したのであった。

冒頭で挙げたマナー違反とも取れる行動に対し、
タイ人とは言え実際には心の中で、決して良い感情を持っているわけではないのだ。

あくまでも事を荒げて、問題に巻き込まれたくないという気持ちが先行し
「マイペンライ」として、見て見ぬふりをしているタイ人が多い。
(よく陰でコソコソっと文句を言ってる)

従ってここぞとばかり間違っている人に文句を言える機会があれば
寄ってたかってボコボコにされることもあるのだ。

タイだから、タイ人もやってるから、とか思って、
マナー違反な行動をとったりすると、みている人は見ているから
君も気を付けたほうがよいぞ。

出典元:K@POOK !

 

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