2020年2月23日。筆者は、バンコクのチャオプラヤー川を臨む大型ショッピングモール「ICON SIAM」前の特設ステージにいた。本日はBNK48、8番目シングルCD「High Tension」のお披露目イベントの日だ。新型コロナの影響のため入場の際は、検温と手の消毒が義務付けられていた。ただ来場したファンたちは、そんなものはどこ吹く風と言わんばかりで、マスク着用率は非常に低かった。新型コロナについては、タイの日常生活においてあまり深刻にとらわれていないそんな風潮も手伝ってのことだろうと感じた。少なくてもこの時点では…。

そのような中、さしたる混乱もなく会場からはみ出すほどのファンが今や遅しと開演を待っていた。まず登場したのは、司会のMindとFaii。そして伊豆田莉奈支配人率いるCGM48のメンバー6人(Sita,Rina,Aom,Parima,Fortune,Kaning)のステージだ。デビュー曲「チェンマイ106」(センターはSita)や「お願いVALENTINE」(センターはParima)、「Sao Chiang Mai」,

「CGM48」の4曲を歌い上げた。一期生メンバーお披露目から早4か月、その時の出演メンバーによってもそのフォーメーションを変化させる必要もある中、ダンスの息もピッタリなところを見せつけてくれた。正に伊豆田支配人イズム「やる気」が若いメンバーにも浸透している確たる証拠であると筆者は感じることができた。また合間のトークではそれぞれの歌の内容についてメンバーが説明してくれていた。ちなみに「チェンマイ106」の106はチェンマイまでを繋ぐ大都市間幹線道路・国道106号線のことだと言う。

バンコクデビューに喜びが全面にでていたメンバー6人