バンコク都、2026年までに「15分で行ける公園」500か所整備へ。地域参加型の緑地拡大計画。
- 2025/8/21
- バンコクとその近郊

バンコク都報道官は、バンコク全域で「15分公園」(สวน 15 นาที)整備の政策について発表しました。
この政策では、2026年までに15分でアクセスできる公園を500か所に増やすことを目標としており、現在までに393か所がオープン済みで、さらに65か所が整備中となっていると伝えています。
「15分公園」は地域のライフスタイルに合わせて設計されており、休憩広場、運動器具、子ども用遊具、イベントスペースなどが備えられています。
整備では、これまで見過ごされてきた土地(高架道路下、運河沿い、建物間の空き地など)を活用し、大規模な土地収用や投資を必要とせずに実行可能としています。
最大の特徴は、地域コミュニティの参加です。
土地提供の提案段階から設計、開園後の管理まで、住民が主体的に関わることで「自分たちの公園」という意識を育み、地域レベルでの共同管理が促進されています。
現在、バンコク都内には公園・小規模緑地が合計9,234か所、総面積は27,617ライ(約44,188,723平方メートル)あるとされています。
1人あたりの緑地面積は8.10平方メートルで、市域面積の2.81%を占めます。
世界保健機関(WHO)の基準では、都市には1人あたり9平方メートルの緑地が必要とされています。
バンコク都は、2030年までに1人あたり10平方メートルまで緑地面積を拡大することを目標としています。
どこにあるかは、グーグルマップなどでこちら「สวน 15 นาที」のワードで検索してみてね。