- Home
- もっと知りタイランド
- タイ人富裕層に中国旅行ブーム到来! 経済低迷でタイ人の海外旅行需要は鈍化。日本より安価。
タイ人富裕層に中国旅行ブーム到来! 経済低迷でタイ人の海外旅行需要は鈍化。日本より安価。
- 2025/8/17
- もっと知りタイランド

タイ旅行サービス協会(TTAA)は、タイ人の海外旅行市場について、次のように述べています。
2025年のタイ人海外旅行市場は、旅行者数が約1,000万人と予測されており、2024年と同程度にとどまる見込みです。
大きな成長は見られないものの、中国への旅行者数が急増しています。
ただし、これは台湾や香港といった他の旅行先から、需要が中国へとシフトした結果とのことです。
中国は国土が広大で、成都・上海・北京・ハルビン など多彩な旅行先が開拓できることに加え、他国に比べ価格も割安であることから、タイ人にとって最も人気のある渡航先へと成長しました。
しかし、国内経済の回復が十分でないため、海外旅行市場全体は前年を上回るほどの伸びはないと分析しています。
特に法人顧客は、出張や団体旅行を延期または予算削減する傾向が強まっています。
一方、家族旅行の需要は依然として堅調で、飛行機の便数増加や運賃の値下がり(コロナ禍のピーク時と比較して)により、多様な目的地への選択肢が増えているといいます。
同協会によると、同社顧客の約7割を占める企業団体では、旅行の延期・人数削減が目立ち、特に航空券の予約金など返金不可能な部分はコストとして負担せざるを得ない状況だと説明しています。
また、FIT(個人旅行者)市場 については、最近の連休や今後の年末年始休暇で海外旅行が増加傾向にあると指摘しています。
特に中国は価格が安く、航空券が1万バーツ台前半と、日本の最低価格 約2万バーツに比べ手頃で、フライト時間も短いため人気が高まっています。
2025年10月には中国旅行がピークを迎えると予想され、美しい観光シーズンに加え、子どもの学校休暇も重なるため、家族連れを中心に需要が急増する見通しとのことです。