アシタノワダイに。タイの動物はタイ語を話す? 動物の鳴き声、所変われば。

動物の鳴き声が、国や地域によって違って聞こえることに気づいたことはありますか?

日本では犬は「ワンワン」と吠え、ニワトリは「コケコッコー」と鳴きます。
でもタイ語では、同じ動物がまったく違う声を「発する」のです。

これは、言語が私たちの物の見方を形づくるという、とても身近で分かりやすい例です。
毛のある動物も、羽のある鳥も、うろこのある生き物も、鳴き声の聞こえ方は文化や言語で変わっていきます。

いくつか代表的な動物の鳴き声が、タイ語でどのように記載しているか比べてみましょう。

★ニワトリ

タイ語: “เอกอี้เอ๊กเอ๊ก” (エークイーエクエーク)

響きは違いますが、「朝ですよ!」と知らせる目覚ましの役割です。

★犬

タイ語: “โฮ่งๆ” (ホンホン)

表現は違っても、元気に吠えるイメージは共通しています。

タイ語: “ฮี้ๆ” (ヒヒー)

タイ語の表現は、馬のいななきをやわらかく再現し、音の調子もタイ語らしい響きになっています。

タイ語: “อู๊ดๆ” (ウドウッド)

愛嬌のある豚のイメージをよく表しています。

タイ語: “แปร๋นๆ” (プレンプレーン)

力強さと活気がこもった鳴き声として、タイ語独自の表現が生きています。

カエル

タイ語: “อ๊บๆ” (オプオプ)

タイ語の「オブオブ」は、まるで水の泡がはじけるような、かわいらしい響きです。

アヒル

タイ語: “ก้าบๆ” (ガープガープ)

短くて歯切れよい音が、アヒルのコミカルな姿にぴったりです。

言語が違えば、同じ動物の鳴き声も違って聞こえます。
これはとても楽しく、驚きもあり、ちょっとした学びにもつながります。
言葉は人間だけでなく、私たちが動物や世界をどう感じるかにも影響しているのです。

あなたにとって一番驚いた鳴き声はどれでしたか? そして、
日本語やあなたの生まれ故郷では動物たちはどんなふうに鳴いていますか?

タイ人と話す機会があった際は、是非話題にしてみて下さい。
かなり盛り上がる話題です。

 

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る