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ミャンマーからカミカゼドローン、制御不能でタイ領内に墜落。タイ当局がミャンマーに抗議文。
- 2025/7/23
- 事件(タイローカル)

7月22日、タイ北部ターク県の国境付近において、ミャンマー軍が反政府勢力への攻撃に使用していたとされる無人航空機(カミカゼドローン)が制御を失い、タイ領内の山林に墜落しました。
墜落地点は、国境から約15キロメートル内側でしたが、民間人の被害や財産の損壊は報告されていません。
現地の第35国境警備特殊任務部隊(ナレースワン部隊)が警察や行政と協力して現場を調査したところ、このドローンにはガスシリンダー型の爆発物(弾頭と推定)が搭載されていたことが判明しました。
すでに爆発物処理部隊が回収・無力化を完了しており、周囲には立入禁止区域の標識を設け、住民にも警戒が呼びかけられました。
この機体は、過去にもKNLA(カレン民族解放軍)の拠点に対してミャンマー軍が攻撃に使用していたものと同型とされ、3度の空爆(2025年3月18日、6月12日、7月13日)でも同様のドローンが確認されていたと言われています。
タイ当局は、今回の事案に対してタイ・ミャンマー地方国境委員会(TBC)を通じて公式な抗議文を提出しました。
主権侵害および安全保障上の懸念から、今後の対応が注目されています。
ミャンマーにカンボジアに、国境付近はてんやわんやです。