「ネズミのフン」や「破産デザート」って? タイのスィーツのネーミングに驚き。結局うまいの?

タイ料理といえば激辛料理が有名ですが、デザートの方を忘れてはいけません。

一見するとギョッとするような名前のスイーツも、実はとっても美味しくてユーモアにあふれているのです。
今回は、タイで人気の「ユニークな名前を持つデザート」をご紹介します!

●カノム キーヌゥ(ขนมขี้หนู)– ネズミのフンお菓子!?

直訳すると「ネズミのフンデザート」。
名前だけ聞くと食べるのをためらってしまいそうですが、実際はもち米粉・砂糖・ココナッツを使って作られた、とても甘くてモチモチしたお菓子です。
丸くて小さい形状が“それっぽい”ことから名付けられたとか。
タイの伝統行事などでもよく見かける人気スイーツです。

●カノム タンテーク(ขนมถังแตก)– 破産?デザート

「お金が尽きた(破産した)デザート」なんて不吉そうな名前ですが、実際はカリッと揚げた生地に甘いフィリングを詰めたスナックで、見た目も味も楽しい一品。

生地が揚げるときに“破裂する”様子が名前の由来だそう。
経済的に破産するのではなく、おいしさにハマって財布が軽くなるのかも⁉

●カノム バービン(ขนมบ้าบิ่น)– バカだけど甘いココナッツケーキ

「バカみたいだけど美味しい」そんなユーモアあふれる名前のこのケーキは、ココナッツ・米粉・砂糖で作られた素朴なお菓子。
外はサクッと、中はしっとりで、甘さもほどよく、お茶との相性も抜群です。名前に反して味は本格派!

●カノム ルームグルゥン(ขนมลืมกลืน)– 飲み込むの忘れたデザート

最後は「飲み込むのを忘れるほど美味しい」ことから名付けられたこのデザート。
ココナッツをベースにした、柔らかくてねっとりとした甘さが特徴で、一口で幸せになれるような味わいです。
思わず咀嚼に夢中で、飲み込むのを忘れてしまうほど美味しい…という意味のネーミングです。

なぜタイのデザートには変わった名前が多いの?

タイでは、食べ物の見た目・食感・食べたときの印象をそのまま名前にしてしまうユーモアな文化があります。

たとえば、カノム キーヌゥ は形から、タンテーク は揚げたときの見た目から、ルームグルゥン は味のインパクトから…など、名前にも文化や笑いのエッセンスが込められているのです。

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