三菱タイ労組、ストライキ敢行で勝利! ボーナス5.5か月+特別手当6万バーツを獲得。

タイの三菱自動車労働組合の関係筋によりますと、三菱モーターズ(タイランド)社およびMMTHエンジン社との間で進められていた2025年度のボーナス交渉が、ついに合意に至ったと伝えています。

この合意は、合計13回にも及ぶ長期交渉の末に実現したもので、会社側は賞与5.5か月分+特別手当60,000バーツの支給を決定しました。
前年の特別手当は50,500バーツでしたので、60,000バーツは大幅な増額と言えます。

交渉の経緯

しかし当初、労組側は以下の内容を要求していたと言います。

・ボーナス7か月分
・特別手当70,000バーツ
・ソンクラーン(旧正月)時期の旅費補助:10,000バーツ

その後の会社側との間で業績見通しと利益配分に関する見解の相違があり、期日である6月30日までに合意に至らず、交渉は期限を超過して続けられました。

そのため、労働組合は7月2日にストライキを決行し、会社側も同日、操業停止を発表します。
その後、7月3日から通常業務が再開されました。

支給スケジュール

特別手当60,000バーツのうち

・40%(24,000バーツ) → 2025年7月支給

・60%(36,000バーツ) → 2025年12月支給予定

背景には新型「ミツビシ・エックスフォース」の好調が

交渉が難航した一因として、会社側の市場見通しに対する慎重な姿勢が挙げられますが、一方で、今年登場した新型クロスオーバーSUV「三菱エックスフォース」の販売が好調であることが、追加手当決定の後押しとなったと言われています。

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