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異常事態発生! タイ法務大臣、DSIおよび特別事件副委員長の職務を一時停止。憲法裁判所命令!
- 2025/5/14
- 事件(タイローカル)

これは異常事態だといえます!
5月14日、タイ憲法裁判所は、上院から提出された請願に基づき、法務大臣タウィー・ソートソン氏に対し、特別捜査局(DSI)及び特別事件委員会の副委員長としての職務を一時停止する決定を下しました。
この命令は、タウィー大臣の職務停止を求める上院議員からの請願書を受けて出されたものです。
憲法裁判所は審議の結果、法的な問題を含み、判断に値する証拠が揃っていると認定しました。
請願によりますと、タウィー氏は特別捜査局(DSI)を利用して上院議員選挙の審査プロセスに介入し、圧力や脅迫、支配を行った疑いがあり、これは三権分立の原則および法の支配に反する行為であるとされています。
裁判所の判断と命令の内容
裁判所は、審理を進める上で必要な関係機関の意見書および証拠書類を、憲法裁判所が指定した論点に従って書面受領から15日以内に提出するよう指示しました。
2025年5月14日付の請願追加情報と証拠資料に基づき、被請求者2名(タウィー氏とプムタム副首相兼国防相)に対して最終判決が下るまで職務停止を求める内容が含まれていました。
この追加請願と証拠から、タウィー氏に対する疑いには合理的な根拠があると判断されました。
この職務停止命令は、2025年5月14日から有効であり、憲法裁判所の最終判断が出るまで継続されます。
なお、プムタム副首相に関しては、「職務停止に相当する具体的な根拠が認められない」として、職務の継続を許可されています。
一国の法務大臣が職務から外されるというのは、異常事態だと言えます。
最近動きのあった、「タクシン刑務所に一度も行かずに刑期終了」問題についても、大きく影響しているのかもしれません。