タイ、公害対策局が電子臭気技術導入で、悪臭測定システムを開発。「悪臭問題」への苦情最多。

タイ移住を諦めた人の中に、もしくはタイ旅行が苦手という人の中に、「悪臭が我慢できない」という理由をあげていた人が複数いました

公害対策局(PCD)は、国内で最も多く報告されている環境苦情である「悪臭問題」に対処するため、6つの機関と連携し、電子ノーズ(Electronic Nose)技術を活用した標準化された悪臭検知システムの開発に取り組むと発表しました。

新たに締結された覚書(MOU)に基づき、公衆衛生局、工業省工業事業局、国家計量研究所、タイ工業規格局(TISI)、およびSCGパッケージングと連携して、悪臭測定のための試験方法および機器基準の研究・策定を進めます。

公害対策局は、「悪臭公害は環境苦情の中で最も多い要因」であり、多くのケースでは既存の環境法で規制対象外の臭気源が問題となっていると述べています。

また、認定された標準的な測定器がないことが取り締まりを困難にしているとも指摘しています。

今回の協力体制により、信頼性の高い統一的な測定システムを構築し、悪臭に関する苦情対応の改善と市民の信頼構築を目指します。

さらに、今後の悪臭排出規制に関する法整備の基盤作りも視野に入れています。

予算をかけて機器など入れずとも、はっきりとわかるほど、タイの「悪臭」はひどいものです。

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