「ムエタイを侮辱するような動画」に苦言。 LGBTQ+を揶揄するような演出に批判集中!
- 2025/4/24
- 仰天ニュース

タイの有名ムエタイプロモーター、“シアボート” ナッタデート・ワチララッタナウォン氏が、自身のFacebookページにて、あるムエタイのコンテンツ動画をシェアし、厳しいコメントを添えました。
この動画では、コメディアンの“ペーンフン”と、俳優・歌手の「パーイ・メカ」が、女性のビキニ姿でリングに上がり、おどけた動きでムエタイの試合を行う様子が映されています。
実況音声ではLGBTQ+を揶揄するような表現も含まれており、多くの視聴者から批判が集まりました。
シアボート氏のコメント
「ムエタイのリングには“師”がいる。
リングに上がる前には拝礼し、試合前にはワイクルー(師への敬意の儀式)を行う。
リングを笑いものにするべきではない。」
SNSでも批判の声多数
動画のコメント欄には、以下のような声が集まりました:
「ムエタイは外国でも尊敬されている文化。こんなふざけ方は恥ずかしい。」
「ただの笑いを狙っただけでは済まされない」
「こんなコンテンツはやめるべき。 イベント主催者は責任を持つべき」
また、ムエタイ関係者たちからも多くの批判の声が上がっており、伝統武道を冒とくするような演出は容認できないとの姿勢が強まっています。
この件は、文化的伝統と現代の娯楽表現の境界線について、改めて社会的議論を呼ぶものとなりそうです。
タイがまだまだ発展途上国だなと感じる部分に、世界的には差別用語と判断されるような言葉で笑いを取る文化があります。
また身体的特徴(身体障碍者を含んだ)を見世物のようにして笑うような文化も実際にあります。
今回の動画もその一部だと言えるでしょう。
たまたま今回は国技の「ムエタイ」が絡んでいたので物言いがつきましたが、題材がムエタイでなければ普通に娯楽の一つとして溶け込んでしまったでしょう。
ただ我々から見ると、非常に不快感しか覚えない内容の動画に筆舌に尽くしがたいものがあります。