タンヤブリー郡長の息子、煽り事故で波紋も、地域住民は『政治とは別問題』と擁護。

4月20日付の現地報道によると、タイ中部パトゥムターニー県タンヤブリー郡では、元タンヤブリー郡長であるクリッサダー・リーナワラット氏(通称:ビアウ)**の息子が関わった事故がSNS上で激しい批判を受けているにもかかわらず、地元住民からの厚い支持が依然として続いているといいます。

発端となった事故

問題の事故は4月16日、ビアウ郡長の息子「ルークピーチ」ことスミティパット(28)が、赤ナンバーのBMW高級車を運転中、年配夫婦の乗るピックアップトラックに執拗な煽り運転を行った上、接触・衝突し重大な負傷を負わせというもので、世間から多くの批判を浴びていました。

ビアウ郡長の息子は現在、タンヤブリー郡の第2選挙区から郡議会議員選挙に立候補中であり、また、母親であるユパヤオ・リーナワラット氏も郡長選に立候補している最中でした。

地元住民の声「事故と政治は別。市長は本当に尽くしてくれている」

それにもかかわらず、タイメディアが現地を訪れたところ、住民の多くが以下のように語っていたと言います。

・バイクタクシー運転手の証言
「ビアウ郡長はこれまで住民のために非常によく動いてくれていた。
事故の件は彼の息子のことであり、政治とは切り離して考えるべき。
私は今でも彼に戻ってきてほしいと願っている。」

・飲食店店主の証言
「ピーチ君は普段はとても礼儀正しい子。今回のことは若者特有の一時的な感情かもしれない。
ご両親(ビアウ市長夫妻)は本当に地元に尽くしてくれている。」

・「水道や電気、道路など生活インフラにすぐ対応してくれる」

・「住民が困って電話をすれば、翌日には対応してくれる」

・「これまでも何度もビアウ郡長に投票してきたし、今後も一家を全力で支持する」

結局、その国を良くするのも悪くするのも、そこに住む人たち次第、ということなのでしょうね。

BMWが執拗な煽り運転で衝突事故。夫婦を病院送りに。運転手はタイ有力政治家一族で立候補中とも。

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