チュウィット氏の告発は名誉棄損だとセター氏側の弁護士が逆に5億バーツの損害賠償を求む。

選挙で第一党となった前進党を切り捨て、首相の座にすわろうとしているタイ貢献党の首相候補セター氏の弁護士は,

8月7日、内部告発者チュウィット氏の告発に対し、名誉棄損の訴えを起こしました。

余命8カ月と診断され、まさに命をかけて告発を行っているチュウィット氏は、セター氏がかつて不動産開発会社サンシリの代表をしていた際に、契約した土地購入で発生した5億バーツ以上の税金を脱税したとして告発していました。

それを受け今度は、セター氏側の弁護士がこのような告発は名誉棄損であるとして、5億バーツの損害賠償を求め訴えを起こしたというわけです。 

さらに、チュウィット氏が2022年9月にセター氏が社長を務めていたサンシリ社に土地を売却できなかったことで、今回のような脱税を主張して、セター氏を貶めたのだと言い始めました。

図星を突かれると激しく反応してしまうのが人間ですが、タイでは事実を完全に証明できなかった場合、逆に訴えられるという意味の分からない法律があり、多くの人々は口を閉ざしてしまうのです。

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