「大阪・関西万博」タイパビリオン、テーマに合わない!と 批判の声相次ぐ。ただただ自国のPR。

紆余曲折を経て4月13日から開催された「2025年国際博覧会(大阪・関西万博)」。

タイでもパビリオンを出展していますが、多額の予算をかけたにもかかわらず、主催者が掲げたテーマに合っていないとして、批判を浴びているといいます。

大阪万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」。
しかし、実際にタイ館を訪れた一部のタイ人来場者からは、展示が未来志向でなく、タイの魅力を世界にアピールする絶好の機会を逃しているとの声が上がっています。

SNSで拡散された批判の声

その中でも特に注目を集めたのが、SET(タイ証券取引所)上場企業・TQM社の社長アンチャリン氏のFacebook投稿でした。
「イベントのテーマは“未来の世界”です。
でも、我々が展示しているのは主に歴史、自然、食べ物、健康。
これは、テーマに合っていると言えるでしょうか?」
投稿は1500件以上シェアされ、多くの共感を呼んでいます。

「私はタイ人として、このような多額の予算が投入された展示にもっと期待していました。
この機会を逃してしまったことが残念で、悲しく感じます。
パビリオンを出たときには、失望と絶望の気持ちでいっぱいでした。」

タイ館の内容と運営側の立場

タイ館は約6万平方メートルのスペースを誇り、健康食品、医療サービス、伝統医療、地域の知恵などをテーマとした展示が行われています。
代表的な展示には「ソムタム」などのタイの代表料理も含まれています。

主催のタイ公衆衛生省は、9億バーツの予算でパビリオンを建設しました。
2月5日の発表時には、タイを世界的な「健康と医療の中心地」としてアピールする目的を掲げていました。

同省大臣付き秘書官は次のように語っています。
「タイは知恵、資源、サービスの面で大きなポテンシャルを持ち、訪れる人々に笑顔と幸福を与えられる国です。」

やっぱり何かがずれていますね。
それに気づいていないのが、タイ(政府)らしい。

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