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タイも「帝国主義」に傾倒?! タイ国営放送「独裁が国を築く」記事掲載で批判殺到!
- 2025/3/5
- タイローカルニュース

昨今のロシアのプーチン氏のやり方や、米国トランプ氏の行動をみていると、世界がまた「帝国主義」に傾倒しているようにさえ感じます。
それを止めるのは、「メディア」の仕事でもあるのですが、「帝国主義」時代ではメディアはただのアジテーター(扇動者)でしかありませんでした。
タイの「メディア」は、すでにアジテーターと化してしまったのでしょうか。
3月4日、タイPBSが「独裁が国を築く 強い指導者で経済繁栄」という記事を掲載した件について、タマサート大学法学部のプリンヤー准教授が批判するコメントを投稿しました。
彼は記事の見出しや内容が「独裁政権を支持する誤解を招く」と指摘し、「独裁を懐かしむ雰囲気を作ることは、将来のクーデターを正当化することにつながる」と警鐘を鳴らしています。
この指摘を受け、タイPBSのオンラインニュース部門は公式声明を発表しました。
「読者からの批判を真摯に受け止め、今後の報道の改善に努める」とコメントしました。
また、2月28日に公開され、3月4日に修正された同記事について、「一面的な内容であり、誤解を招く可能性があった」とし、全ての報道プラットフォームから削除したことを報告しました。
さらに、公平性を確保するため、透明性のある調査を行い、改めて公表すると説明しています。
ちなみにタイPBSは「国営放送」という立場になっていますが、その前身のiTVはタクシンが買収したメディアでもあります。