暴かれたぺトンタン首相の矛盾! ウイグル族の悲痛な訴えは全て握りつぶされていた!

2月28日、タイのガンウィー議員(公平党)は、タイで拘束されていたウイグル難民が作製した3通の嘆願書を公開しました。

タイ政府の対応を批判「タイ政府は歪曲している」

公開された3通の手紙は、タイに拘束されていたウイグル難民の救済を求める内容で共通していました。

ウイグル族48人は「自らの意思ではなく、中国に戻ることを強要された。中国へ戻れば投獄されるか、命を奪われる恐れがある」と訴えていました。
彼らはタイの首相に対し、「母親として、女性として、家族の再統合を支援してほしい」と訴えていました。

 

嘆願書の詳細

1通目(2024年6月13日)

ウイグル難民がUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に送った手紙。
しかし、タイ入国管理局がこの手紙を握りつぶし、2025年1月に難民へ返還していました。


手紙には「中国へ送らないでください。送還されれば、投獄、拷問、もしくは死が待っています」と明確に書かれていたが、タイ政府は無視しました。

2通目(2024年11月15日)

ウイグル族43人の家族が、ぺトンタン首相宛に送った手紙。

手紙には「家族が引き裂かれる苦しみを理解してほしい」との訴えがあり、特にタイの首相が最近、亡命していた父親(タクシン)と再会したことに触れ、「あなたなら私たちの気持ちがわかるはず」と呼びかけていました。

また「家族の再統合のため、彼らを中国ではなく第三国(トルコ)へ移送してほしい」と強く求めていました。

3通目(2025年1月10日〜28日)

収容施設内のウイグル難民が世界に向けてSOSを発信し、強制送還を防ぐために19日間のハンガーストライキを行いました。
彼らは「中国に送還されたら命が危険だ」と命懸けで訴えかけました。

タイ政府への怒り

ウイグル難民たちは10年以上にわたり家族と引き裂かれてきた。
「タイ政府はまた世界に向けて『彼らは自ら中国へ帰りたがっている』と嘘をつくのか?」と批判が相次いでいます。


特に、収容されていた難民たちは「トルコが受け入れを表明していたのに、タイ政府が拒否した」と訴えており、政府の対応が問題視されています。

タイ政府の隠ぺい疑惑「なぜ秘密裏に進めたのか?」

ガンウィー議員は「政府は、中国との交渉を事前に公表せず、送還の決定をウイグル難民本人にも知らせなかった」と非難しています。

さらに「まるで人身売買のような手口だ。なぜ中国政府が発表するまでタイ政府は沈黙していたのか?」と疑問を呈しています。

本日、ぺトンタン首相は、『ウイグル人らは、自ら中国へ帰りたがっていたので送り返した』と声明を発表しましたが、一瞬でウソがバレてしまったというニュースでした。

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