タイのリアルを知っていますか? 森の中で生きる父娘3人。電気もなく、日々をしのぐ貧困生活。

タイは中国系の人も多いので、食べ物を残すことにあまり罪悪を感じない人も多いようです。
一方、格差の激しいタイでは、貧困で苦しむ人々もたくさんいます。

2月24日、タイ東部プラチンブリー県の住民から、「シングルファーザーが娘2人と極貧生活を送っている」との情報を寄せていました。
彼らは、同県灌漑局の敷地内に葉葺き屋根の小屋を建て、電気もない状態で暮らしているとのことです。

●厳しい生活環境

地元メディアが現地を訪れると、43歳の男性カムヌンさんと、5歳と2歳の娘が、小さな小屋で暮らしていました。
小屋は木の柱4本で支えられた高床式で、ボロ布とヤシの葉で覆われています。

カムヌンさんは薪で米を炊き、野菜を調理して娘たちの食事を準備していました。
この日は、寄付された卵で玉子焼きを作っていました。
地域の村長やボランティアが時々訪れ、支援を続けています。

●妻の死と貧困

カムヌンさんは、南部でゴム農園の労働者として働いていましたが、先月、妻が持病で急死してしまいました。
母方の家族からの連絡を受けたものの、妻の葬儀には間に合いませんでした。

現在、5歳の娘「マナオ」ちゃん、2歳の娘「プリアオ」ちゃん を男手一人で育てています。
9歳の長女はチョンブリー県の祖母と暮らしています。

収入は日雇いの仕事のみで、その日暮らしの状況です。

小屋には電気がなく、夜は ヘッドライトで灯りを確保。夜8時には寝るしかない生活を送っています。

●支援を求める声

カムヌンさんは、寄付をしてくれた人々に感謝しながらも、「私は森の中で暮らしているようなもの。携帯電話もなく、読み書きもほとんどできない」 と語りました。

地元の村長によりますと、家族の厳しい状況を受け、心優しい外国人が新しい住居を建設する支援を申し出ている話があると言います。

もし、衣類、ミルク、米、保存食の支援を希望する方は、以下の番号までお問い合わせください。
082-141-0620(支援窓口)

せめて子供だけでも、学校に通わせられる環境を与えてあげて欲しいものです。
現政権の興味は金の事ばかりで、
「教育」に関することは地の底に葬られていますが、「教育」こそ国の未來の根幹をなす最重要課題であることを知るべきです。

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