タイ「フードランド」、コンビニ型新モデル「サドゥアックジャイ」1号店オープン! 強味のレストランも併設。

2月12日、タイでスーパーマーケット事業を展開する「フードランド スーパーマーケット」株式会社は、2024年の総売上が63億バーツ以上、利益が1億3,000万~1億4,000万バーツであったことを発表しました。

前年と比べて3%減少した主な要因は、消費者の節約志向により1回の購入額が減少したことにあると分析しています。
経済状況の影響で購買力は依然として回復しておらず、2025年の売上も前年と大きく変わらない見通しです。

このため、同社は今年は新規出店の計画をすべて停止することを決定しました。
本来は「
Portobello チャーンワタナ」のコミュニティモール内に1,200~1,500平方メートル規模の店舗を開業予定でしたが、経済状況や購買力、さらには小売市場での供給増加に伴う競争激化を考慮し、計画を見直すことになったと話します。
特にバンコク郊外の新規出店が急増しているため、市場環境を慎重に見極める必要があると語っています。

また、人材不足の問題も深刻化しており、既存店舗の業績を見直しながら、赤字が続く店舗の閉店を検討する可能性もあるとしていますが、すぐに実施する予定はないとのことです。

新モデル「サドゥアック・ジャイ」を試験展開

一方で、今年は新しい店舗モデルを試験的に展開する計画です。
これはコンビニエンスストアに似た形態で、フードランドの強みであるサービスの質や店舗の雰囲気、レストランを併設することで、より快適な買い物環境を提供することを目指しています。
この新業態の名称は「サドゥアックジャイ(ร้านสะดวกใจ)」と言い、250平方メートル程度の小サイズの店舗となります。

第1号店は2月8日にオープンしており、バンコクの「リファレンス・サトーン-ウォンウィエンヤイ」コンドミニアムの1階に設置されました。
試験的な取り組みとして約1,400万バーツを投資し、日用品や食品の販売に加え、オーダーメイドの料理を提供するレストランも併設しています。

第2号店以降の展開については、第1号店の業績や顧客の反応を見た上で判断する方針とのことです。

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