【タイ】今度は売春防止法の廃止? 搾取に苦しむセックスワーカーたち。合法化は解決法なのか?

2月6日、タイ国会にて「売春防止・取締法(1996年)」の廃止を求める要望書が提出されました。
賛同者1万3千人以上の署名とともに、性労働者の人権尊重と職業としての正当な権利を訴えています。

提出を行ったのは、「性労働者の友の会」 の代表 ナイナ氏 とその支援者ら。
要望書は、下院議長に提出され、議長代理の報道官 が受理しました。

「現行法は人権侵害」と批判

ナイナ氏は、現行の売春防止法が性労働者への差別を助長し、人権を侵害していると批判しています。
「性サービスを道徳に反すると決めつけ、国家が規制するのは不当な差別です。
現行法があるにもかかわらず、性産業は依然として存在し、むしろ労働者は地下に追いやられ、差別や搾取の対象になっています」と主張しています。

性労働者は、公的医療機関での差別や、法執行機関による不当な扱いを受けることが多いといいます。
特に、賄賂要求や不当な取り締まりが問題視されており、「国家による人権侵害」と指摘されています。

合法化するか、完全に違法として取り締まるかという選択肢もあるかと思います。
現行法では少なくとも「違法」です。

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