銃規制の掛け声はどこに。犯人は元警察官、バンコク隣県のショッピングモールで銃取引の現場を確保。

1月15日、ノンタブリー県サイノイ警察は、元警察官であるマヌー・ウォンスワン(55歳)を逮捕しました。

サイノイ警察署は、銃器の取引がショッピングモールの駐車場で行われるとの情報を得て、プロジェクトチームを編成しました。
午後2時30分頃、通報された車両が駐車場に現れたため、警察は容疑者と証拠品を確保しサイノイ警察署に連行しました。

押収された証拠品には、スコープ付きの長銃「Colt M16 A4」1丁(30発の弾倉付き)、および「Colt M4 A1」2丁(15発の弾倉付き)が含まれていました。
これらの銃はすべて、実弾を発射できるように改造されたエアガンでした。

マヌー容疑者は、すべての銃は自分がエアガンの部品を購入して組み立て、銃身を交換するなどの改造を施したもので、実弾(.22口径)を使用できるようにしたと供述しています。
また、顧客からの注文があった場合にのみ製作し、一般には販売していないと述べています。
価格は購入者との話し合いで決定していたとのことです。

容疑者には、無許可での銃の所持、および正当な理由なく公衆の場で銃を携行したとして、今後の捜査で法律に基づいた処分が行われる予定です。

タイ人はもうすっかり記憶のかなたとなっている「サイアムパラゴン14歳少年銃乱射事件」があった際、当時のセター首相が銃規制を訴えていましたが、いつものごとく一瞬でなくなりましたね~。
こんなのが普通にショッピングモールで、取引きが行われているのですから。
日本でも汚職事件などが起きても「ほとぼり冷めるのを待つ」というのは常套手段なのですが、タイは国民が熱しやすく冷めやすい性格なので、政治家の思うつぼなんですよね~。

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