タイ政府、仏教記念日のアルコール販売禁止を一部緩和。国際空港内での提供を許可。

タイ政府は、長年続いてきた仏教記念日におけるアルコール販売禁止措置を一部緩和し、国際空港内のレストランやカフェでの提供を許可しました。
この変更は、12月25日に官報に掲載され、26日から施行されました。

新たな規則によれば、以下の仏教記念日にはアルコールの販売が禁止されていますが、国際空港内のレストランやカフェに限り提供が認められます。

・マカブーチャー(万仏節)
・ウィサカブーチャー(仏誕節)
・アーサラハブーチャー(三宝節)
・仏教安居入りの日
・仏教安居明けの日

この発表は、2015年2月5日に施行された規則に取って代わるものです。
2015年の規則では、仏教の日にアルコール販売が禁止されていましたが、例外として国際空港内の免税店での販売が許可されていました。

エンターテインメント施設の運営者は長年にわたり、政府に対してこの禁止措置の解除を求めてきました。
彼らは、タイは仏教国ではなく、多宗教の人々が調和して暮らす世俗国家であると主張しています。
また、アルコール摂取を禁じる五戒を守らない外国人投資家が不便を感じる可能性があるとも述べています。

しかしながら一般的には、禁止措置が存在するにもかかわらず、小規模な飲食店や露店で隠れた形や偽装して、アルコールを購入できることは広く知られており、すでに形骸化していることも指摘されています。

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