タイ・トラート県チャーン島にある廃船ホテル「コーチャン・グランド・ラグーナ」で大火災発生!

12月3日、タイ・トラート県チャーン島の所轄警察に通報があり、チャーン島南地区にある廃船ホテル「コーチャン・グランド・ラグーナ」の船尾部分で大規模な火災が発生しました。

同署は現場確認のため、捜査員を派遣しました。

火災現場が島の遠隔地に位置しているため、消防隊が到着するまで時間がかかる状況でした。

地元町長によりますと、火災の勢いは通報時よりもはるかに激しく、約50人の消防隊と関係者が総力を挙げて消火にあたったものの、火は船尾から5階建ての最上階部分へと広がり、船の約50%が損傷していると伝えられていました。

午後1時45分の時点で、郡長や地元リーダー、コーチャン群島国立公園の職員が協議した結果、火を完全に消し止めるのは困難と判断されます。
このため、周囲への延焼を防ぐための消火活動が進められていますが、完全な鎮火には3日ほどかかる見込みとのことです。

被害の全容については現時点で評価できておらず、船の所有者であるオーラン氏との調整が進められています。
幸い、火災発生時にホテルを訪れていた観光客はおらず、人的被害は確認されていませんでした。

この船は40年前、オーラン氏がカンボジア・プノンペンで事業展開していた際に使用されていました。
その後、カンボジア国内情勢の不安定さから事業を撤退し、船を利用した「フローティングホテル」を1992年に観光客向けに営業を開始しました。

一時は人気を博しましたが、近年の経営不振から、1,000億バーツ(約数百億円)の価格で売却に出されています。
未だ、正式な売却には至っていませんでした。

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