米食離れが進むタイ人。食生活の変化、健康意識の高まり、炭水化物の体重増加などが理由。

若者の米食離れは、日本も同じです。

かつて主食として米が密接に結びついていたタイでは、食生活の変化が進んでいると言われています。

過去5年間で、1人当たりの年間米消費量は減少し、平均105kgから75kgにまで落ち込んだというデータがあります。

タイ米包装業者協会によると、この減少の背景には、食品の選択肢が増えたこと、健康意識の高まり、炭水化物が体重増加を引き起こすとの懸念が広がっていることが挙げられるとタイメディアは伝えています。

ジャスミンライスのような伝統的な品種は依然として人気がありますが、健康志向の消費者はRiceberryやRD43のような低糖品種など、ニッチな選択肢に目を向けています。

一方で専門家たちは、米が一般に言われるほど健康に悪影響を及ぼすものではないと強調しています。
適切な量を守り、副食とのバランスを意識すれば、米は依然として健康的な食事の一部になり得るとされています。

さらに、糖分を最大40%削減できる炊飯器などの革新的な製品も、より健康的な選択肢を提供しています。

興味深いことに、家庭での米消費量が減少している一方で、外食産業やケータリング業界の発展によって米市場は堅調を保っているとも言われています。
フードデリバリーアプリの普及や1日10,000件以上の新規飲食店のオープンにより、米の需要は持続しているとのことです。

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