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タイ工業連盟、自動車生産目標を下方修正。2021年以来の低水準まで落ち込み。国内販売低迷。
- 2024/11/26
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11月25日、タイ工業連盟(FTI)の自動車産業グループの顧問兼報道官であるスラポン氏は、同連盟が出した2024年の自動車生産台数予測を、170万台から150万台に下方修正したと発表しました。
この目標は2021年の160万台以来の低水準となっています。
生産台数引き下げの内訳
国内販売向け生産台数:55万台から45万台に減少
輸出向け生産台数:115万台から105万台に減少
2024年の実績と背景
2024年1月から10月までの生産台数は合計1,246,868台で、前年同期比19.28%減少しました。内訳は以下の通りです:
輸出向け生産:861,916台(4.69%減少)
国内販売向け生産:384,952台(39.89%減少)
特に2024年10月の生産台数は118,842台で、前年同月比25.13%減少しています。
このうち、輸出向けは87,741台(7%減少)、国内販売向けは31,101台(51.70%減少)でした。
国内販売の低迷
国内販売台数は2023年10月に37,691台と、前月比36.08%減少し、COVID-19ロックダウン解除後の2020年以来54か月ぶりの最低水準となりました。
この背景には、以下の要因があると説明しています。
●金融機関による厳格な融資基準
●第3四半期の自動車ローン口座数が前年同期比3.0%(199,655口座)減少
さらに、自動車ローン総額は前年同期比5.8%減少し、特にトラック部門が国内経済の弱含みや家計債務の増加の影響を受けています。