チョンブリー県で大麻ビジネスを営む日本人2人を逮捕。日本人誘拐・監禁・恐喝で指名手配中だった。

タイのチョンブリー県で、大麻ビジネスを営む日本人2人が逮捕されました。
警察は、宿泊部屋から漏れ出る特徴的な大麻の匂いを手がかりに容疑者を追跡し、拘束しました。
この2人は、バンコクでの暴力的な恐喝事件に関与した疑いで指名手配されていました。

捜査は、被害者である日本人男性が、パヤータイ警察署とチョークチャイ警察署に通報したことから始まりました。
被害者によりますと、日本人2人とタイ人1人の合計3人により誘拐され、サケーオ県アランヤプラテート税関でのビザ手続き費用として30万バーツを要求されたとのことです。

被害者が13.5万バーツしか支払えなかった際、容疑者らは彼を人里離れた場所に連れ出して脅し、その後カセート・ナワミン通り近くのホテルに監禁し、夜通し激しい暴行を加えたうえで、排泄物を無理やり食べさせるなどの拷問を行い、さらに金銭を強要したと言います。

11月6日、バンコク首都警察による取り調べにより、この度逮捕された日本人の容疑者は、45歳の「ニキ」と26歳の「トミキ」として確認されたと地元メディアは伝えています。
ニキは、特に強力な「3king」と呼ばれる大麻ブレンドの愛好者として知られていました。

10月17日に恐喝容疑で裁判所から逮捕状が出た後、捜査チームはチョンブリー県バーンラムン地区の宿泊施設に潜伏する容疑者らを追跡していました。
当初、正確な位置を特定するのに手間取りましたが、施設内に漂う大麻の匂いを辿ることで発見につながったと発表されています。

逮捕時には、現金17.9万バーツ、大麻喫煙用具、iPhone12やiPhone13 Pro、Galaxy A14など複数のスマートフォン、iPad2台、銀行の小切手帳が押収されました。

11月5日の取り調べで、ニキは日本での複数の大麻関連の逮捕を経て、6.5百万ドル(約10億円)を持ってタイに移住し、タイの大麻法に魅力を感じ、大麻ビジネスを始めたと供述しています。

また、国際的な輸送業務も運営していると話しているとのことです。

調査により、容疑者らがタイ国内で大規模なビジネスを展開し、数億バーツ規模の資金の流れがあることが判明しています。
捜査本部は、さらなる違法なビジネスを行っている疑いがあるとみており、捜査が続いています。

 

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