「タイ遠足バス火災」はもう忘れました。学生を載せたバスがトラックに衝突。31名が負傷。

児童を含む23名が死亡した「タイ遠足バス火災」の教訓は、1ミリも生かされていませんでした。

10月14日18時45分、ナコンパトム警察は、学生を乗せたバスが豚を運ぶトラックに追突し、30人以上が負傷する事故が発生したとの通報を受けました。
事故現場は、同県ペカセム通りの市内向かう車線です。

現場に到着すると、シーナカリンウィロート大学の学生を乗せたバスが、フロントガラスが割れている状態で止まっていました。
バスは大学に戻る途中でした。

この事故で31人の学生が負傷し、打撲や捻挫などの症状を訴え、各受け入れ先の病院へ搬送されました。

一方、事故の相手方となった車両は、日野モーター社製のトラックで、家畜用の豚が満載された状態でした。

大学のバスの運転手である70歳のチャイシットさんは、「シーナカリンウィロート大学の学生40人以上を、保護活動のキャンプから大学へと帰路の最中に、前を走っていた豚を運ぶトラックが突然ブレーキをかけ、私もブレーキをかけましたが間に合わず、追突してしまいました。
その衝撃でバスのドアが歪んで開かなくなり、後部の非常口や非常用の空気圧ドアを使って、学生たちを迅速に避難させました」と語りました。

一方、38歳のトラック運転手であるシンチャイさんは、
「ラーチャブリー県からナコーンパトムに130頭、約13トンの豚を運んでいました。
おそらく、バスが追い越してくる際にブレーキが間に合わず、追突したのだと思います」と述べています。

今後警察が、状況に基づいて法的手続きを進める予定とのです。

ブレーキをかけた際に間に合わなかったということは、後部の大学バスの運転手が居眠りをしていたか、異常なほど車間距離を詰めていたかになるかと思います。
(運転手70歳とか、長距離運転で起きてられないだろ疑惑あり。しかもモザイクでわかりづらいですが、写真の男性はこんな大事故を起こしておきながら、笑ってますよね?)

いずれにせよ、「タイ遠足バス火災」が起きた直後は、現タイ政府の閣僚らも「学校の課外授業をしばらく中止にする」などという声もでていましたが、実態は事故が起きた数日だけ大騒ぎして、なんの安全基準も設けられず全てがこれまで通り通常営業となっているようです。

あれだけのことがあっても基本、なくなった子供たちのイラスト書いて、「お悔み申し上げます」で終わりですね。
死者に対する文化(考え方)があまりにも違い過ぎて、15年近くタイに住んでも、まだその感覚は受け入れられません。

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