「タイ遠足バス火災」バス会社所有のバスの非常口が開かない仕様に! これが犠牲者多数の原因か?!

10月1日に発生した、ウタイターニー県のカオプラヤー サンカラーム寺院付属校の生徒たちが乗っていた遠足バス火災。
この火災により23名(生徒20名、教員3名)が死亡する惨劇となったわけですが、どうしてここまで大きな被害がでてしまったのか? 
このことは当初から疑問がぬぐえませんでした。

火災当時の映像をみても、大爆発を起こしたというよりも徐々に火が燃え広がったように見受けますので、逃げる時間が全くなかったということではないように思えるのです。

一つ考えられるのは。脱出経路が完全に塞がっていたため、故に逃げることができなかったため、これだけの被害者を出す結果になったのではないでしょうか。

10月4日、シンブリー県の記者が、今回の火災を出したバスの運営会社「チンブットツアー」のバスに関する続報を報じました。
陸運局は、同社が所有する5台のバスを検査するよう命じていましたが、期日内にバスは提出されずナコンラチャシーマー県の修理工場で隠ぺい工作を行っていました。
しかし当局が寸前でバス5台すべてを押収し、検査を行うためにシンブリー県へ移動させています。

問題のバスのうち1台には、規定を超える11本のガスボンベが搭載されていることが確認されています。
さらにバスは古く、座席も老朽化しており、非常口のドアは開けることができなかったと報じられています。

また、他のバスでも同様に非常口が開かず、強く蹴ってもびくともしない状況だったとのことです。

ようするに火災を起こしたバスも、本来開くはずの非常口が開かなくなっていたため避難経路がなく、多数の犠牲者が出てしまったということではないでしょうか。
それであれば、問題のバス会社もそうですが、検査機関も大いに責任を取るべき事案かと思います。
お悔みだの補償だのしても、責任の所在をしっかり認識し改善させなければ、また同じことが必ず起きます。
そしてまたお悔みを言うのでしょうか。

お悔みを言う必要のない社会を作ろうとしませんか?

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