悪いのは「遠足」? タイ文部省、タイの全ての学校の遠足を無期限中止に。例外あり。

タイ文部省は10月2日の記者会見で、前日に発生した遠足バス火災で20名の生徒と3名の教師が亡くなったことを受け、すべての学校の遠足を無期限に中止することを発表しました。
ただし、必要に応じて例外が認められる場合があると、担当者は述べています。

発表によりますと、4年生以下の生徒は県外旅行が中止され、旅行が実施される場合には、子供たちは親同伴でなければならないとしています。

重要な旅行に関しては、ケースごとに安全性を最優先に考慮して判断されると、文部省の担当者は説明しています。

また、首相府下の災害救援基金委員会は、今回の事故で被害を受けた人々への補償額を以下の通り承認しました。
▪︎ 死亡は1人につき、葬儀費用として100万バーツ
▪︎ 障害を負った方、70万バーツ
▪︎ 重傷者には20万バーツ
▪︎ 軽傷者には10万バーツ

さらに、亡くなった方の家族には合計239万バーツが支給される予定とのことです。

また運輸省は火災の原因を調査し、今後同様の事故を防止するための委員会を設立する予定です。

さらに、二階建てバスの安全性リスクについての議論も進行中で、運輸省は、二階建てバスの使用を市内ルートに限定し、県外の移動には使用を禁止する新しい規制を検討しています。

問題は、学校で遠足が行われたことではありません。
しかもこの遠足中止命令も、例外付きで、
もはや守られないことを前提としているとしか思えません。

いつも検討、検討で、大麻規制法案も2年以上、何も定まっていません。
もうすぐサイアムパラゴンで14歳の少年が銃を乱射した事件の1周期となりますが、何か銃規制で進展はありましたでしょうかね。
どんな事件が起こっても、あっという間に風化してしまう。
「お悔み申し上げます」という言葉も、この国ではむなしさしか覚えません。
「運が悪かったね」と言っているとしか思えないのです。

従って、本誌ではその言葉を使うことを止めました。
それよりも、本当にこのような事故や事件が起きないよう「変わりましょう!」と訴えていきたいと考えています。

サイアムパラゴン14歳少年銃乱射事件その後。犯人が未成年者の場合、誰が責任を負うのか?

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