ぺトンタン政権、新大麻法案で「娯楽目的の使用禁止」を削除。出てくるのは改悪法案ばかり。

タイ貢献党政権の手のひら返しには、ほとほとあきれるばかりです。

報道によりますと、9月12日にぺトンタン首相が国会で政府の政策を発表した際、「医療目的での大麻の使用を、経済的に付加価値のあるものとし、社会への影響を管理するために法律を制定する」と述べていました。

それを受け、タイ伝統医療局と代替医療局が最新の「大麻法案」を発表しています。
この法案については、2024年9月16日から9月30日まで、ウェブサイト(https://law.go.th)を通じ、意見を求めています。

タイ公衆衛生省の関係者によりますと、大麻の花の部分は第5類違法薬物に指定されていなかったものが、今回の法案では、花に対してはより厳しい規制が設けられ、販売や製造、輸出には許可が必要となると述べています。
他の部位(根、枝、葉、茎、種子)には、許可が不要とされています。

また以前の法案では「娯楽目的の使用禁止」が明記されていましたが、今回の法案ではこの文言が削除され、合法となるとのことです。

法案の主な内容は以下の通りです。

①公衆衛生大臣を委員長とする「大麻・ヘンプ委員会」が設置され、政府に対し政策と戦略を提案します。

②医療や農業、産業などでの使用には許可が必要であり、栽培、製造、輸出、販売は許可制となります。

③大麻・ヘンプの花の販売や広告は禁止され、20歳未満、妊婦、授乳中の女性への販売も禁じられています。

④一部の施設(寺院、学校、公園など)や公共の場での販売も禁止されています。

さらに、大麻を摂取する場合は医療目的に限られ、医師や薬剤師の指導の下で行われることが求められています

求められているとは?
なんども言いますが「お願いレベル」と言うのは法律でもなんでもなく、タダの戯言です。
しれーっと「娯楽目的の使用禁止」
を削除したり、以前よりも悪くなっているではないですか?!

大麻に関しては、タイ貢献党が選挙公約で規制を約束したにもかかわらず、一年経っても何一つ議論すら進まず、最終的にはなかったことに手のひらを返してきました。
タイでは大麻(マリファナ)に関して、2年以上無法状態と化しており、様々な実害が及んでいます。

身近なところで言えば最近、スクンビットソイ49にあるサミティベート病院の目の前に「大麻ショップ」ができました。
この辺りは、日本人駐在員も多く住む住宅街となっているのですが、「大麻ショップ」内でラリッた人々が毎夜どんちゃん騒ぎをし、小さなお子様がいる平和なご家庭を脅かしています。

タイは「家族で駐在しても安心な国」という信頼を、日本人との間で長い月日をかけ築いてきました。
しかし、それが今崩れかけていることにお気づきでしょうか?

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