刑務所で不審死したブンさんの死から13日後、もう一人の活動家タンタワンさんが釈放へ。足に追跡装置付き。

刑事裁判所は、タイの司法制度への抗議活動を行うため、数か月間ハンガーストライキを続けてきた若い活動家タンタワンさんへ保釈をついに認めました。

先だって、別の活動家であるブンさんが、100日以上のハンガーストライキを行い、適切な治療を受けられていなかったという疑念の下、心停止で死亡しています。
今回認められた保釈は、ブンさんの死から13日後のことでした。

タンタワンさんは、刑法第116条、コンピュータ犯罪法、交通法に違反し、警察の命令に従うことを拒否した疑いで拘留されていました。

具体的にこうです。
22歳のタンタワンさんは2月8日に、王室の車列に対しクラクションをならしたため逮捕されました。
タイでは王族などのVIPが街を走行する際、どんなに渋滞する時間帯であっても全ての交通をストップさせ通過を優先させます。

裁判所はこれまで保釈要求を行っても、全て却下してきました。
タンタワンさんは数カ月にわたるハンガーストライキで衰弱し、治療のためタマサート大学病院に入院しています。

タンタワンさんは10万バーツの保釈保証と電子監視装置を常時装着するという条件で保釈されたと彼女の弁護団は状況を話しています。

血税を使って汚職を繰り返し国に大損害を出していた元首相は一日も刑務所に行かず、VIPルームで半年過ごしたのち、追跡装置もつけずにいとも簡単に保釈されましたが…、いやあ、エライ違いです。

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