一見、普通に見える少年が銃を所持、それがタイ社会。少年グループが突如タクシーに発砲。7歳と10歳の児童がケガ。

パタヤでの銃声の件は、モデルガンということで落ち着いていますが、こちらはホンモノでした。

4月16日、パトゥムターニー警察は、道路上で発生した口論の末、タクシーに発砲した事件について発表しました。
銃を発砲したのは3人の未成年で、10歳男児と7歳女児が負傷しています。

タクシー運転手のスラポンさん(51歳)は、事件はパトゥムターニーから自宅に向かっていた際中に行ったと話します。
車内には、3歳から12歳までの5人の孫が同乗していました。

スラポンさんは、ランシット・パトゥムターニー・バスターミナルから走行していた時に、道路を無謀に蛇行しながら走っているバイクに乗った3人の少年に遭遇しました。
その後、スラポンさんはヘッドライトを点滅させて警告しましたが、少年の1人が不適切なハンドサイン(中指を立てるなどの行為)をしたと伝えられています。

それならばとスラポンさんも、車を止めて話しをするよう怒鳴ったといいます。
そして車を止めると、この少年らはタクシーに向けて発砲し、逃走したと供述しています。

スラポンさんは彼らを追って行こうとしましたが、孫たちが泣いていることに気づき、家に帰ることにしたといいいます。

この結果、10歳男児が手首と膝に傷を負い、7歳女児が窓ガラスで切り傷を負っています。

少年たちは、未だ捕まっていません。

その辺にいそうな一見普通の少年でも、タイでは銃を所持している可能性が高いです。
(日本なら限りなくゼロ、いやゼロ)
これがまともな社会と言えるでしょうか。
連日のように起こる銃犯罪に、タイ政府は相変わらず放置主義を貫いています。
我々にできることは、伝え訴え続けることです。

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