ペッチャブーン県で絶命危惧種2類の淡水ガニを発見

タイの国立公園・野生生物・植物保護局は、ペッチャブーン県北部のワンポン チョンデーンの狩猟禁止地域で、正式に「インドシナモン・プミポン」と名付けられた絶命危惧種2類の淡水ガニを発見したと発表しました。

狩猟禁止区域の森林警備隊員が9月24日、森で定期的なパトロールを行っているときにこのカニに出くわしたと語っています。

昨年9月、同じ地域で同種の別のカニが発見されていました。
9月が繁殖期と考えられています。

タイでこれまでに発見された最大の淡水ガニであると言われているこのカニの種は、後に専門家によって、ペッチャブーン県とチャイヤプーム県に隣接する森林に生息する「インドシナモン・プミポン」であることが確認されました。

1976年にルーイ県のプールアンで初めて発見され、2000年に故プミポン国王の許可を得て正式名称が付けられました。

このカニの特徴は、こげ茶色、紫、オレンジ色です。

かつては森の小川などで見られたカニですが、乱獲や水質汚染などにより、現在ではほとんど見られなくなり、その数は激減しています。

一般人に見つけられていたら、根こそぎ食べられてしまっていたでしょう。
一番危険な人間にみつからないよう、ひっそりと暮らして欲しいものです。

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