【生そばあずま】海外展開する飲食チェーンのウエスト、タイ拠点にクラウド型会計・ERP「multibook」導入。
- 2022/8/2
- 企業PR
月次決算を10日間で完了する会計管理体制を構築し、迅速な経営判断が可能に
また、ウエストのタイ拠点はコロナ下で2021年6月に全店営業停止となりましたが、2022年4月に一部店舗で営業を再開し、営業再開後も2016年より導入している「multibook」を活用して会計管理体制を基盤に運営安定化を実現していることも併せてお知らせいたします。
※ERP…Enterprise Resources Planning の略称で、企業経営の基本となる資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を一元管理し有効活用する考え方です。企業の基幹業務を支援する「基幹システムパッケージ」を指すことが多く、データに基づいた経営や業務効率化を実現します。
■ウエストについて
ウエストは福岡県を起点に焼肉、うどんをはじめ、生そば、中華、カフェなどの業態の異なる飲食店を全国170箇所以上で展開する飲食チェーンです。約40年前からアメリカでレストラン展開を行うなど、積極的にグローバル展開をしています。各国共通したコンセプトとして「楽しい食事のシーンを実現し、人と人とのきずなが深まる空間づくり」を掲げ、地域に根ざした店舗展開を広げています。
タイには東南アジアの中心的拠点として2015年に初進出し、生そば「あずま」ブランドを出店しました。進出後はタイで7拠点の店舗経営を行なっていましたが、2021年6月に新型コロナウイルスの流行により一時的に全店舗で休業をしました。現在は、2022年4月より2店舗で店舗運営を再開しています。
■「multibook」導入前の課題と成果
ウエストは2016年にタイ拠点へ「multibook」の導入を決定しました。
導入以前、ウエストでは以下3つの課題が挙げられていました。
① 海外拠点の決算の長期化
エクセルデータを現地決算データとして使用していたため、入力不備や誤りがあった場合の確認作業などで現場・本社での工数が多く、締日から本社報告まで約1ヶ月間の時間を要していました。
② 経営体制の不透明化
決算に時間を要することや、現地経理担当者との言語の壁などにより、経営状況を詳細に、迅速に把握する環境が構築できておらず、迅速な戦略の立案や経営判断が困難でした。
③ 管理体制への投資コスト
海外事業への投資配分の中では、営業活動に注力するため、管理業務への投資はコストパフォーマンスが重要視されていました。そのため少人数で効率的な管理部の体制づくりが必要で、当時7箇所あった店舗管理を、現地の経理担当者が1名で管理できる体制の構築を目指していました。
以上の課題を解決するため、「multibook」を2016年に導入しました。導入により、クラウド上で経営情報を一元管理し、リアルタイムで閲覧することが可能となりました。
「multibook」はタイ語、日本語を含め12言語に対応しているため、同じデータを多言語で同時に閲覧可能で、現地タイ人経理スタッフと日本本社とのコミュニケーションが容易になり、業務効率化につながりました。具体的にはウエストでは、現地のタイ人の経理スタッフ1名が7店舗の経理データをタイ語で入力を行い、日本本社の社員がそれらの情報をリアルタイムで日本語に翻訳されたデータから業績を把握できる体制が構築されました。
現地のタイ人経理スタッフはタイ語で操作や入力が出来るため、ストレスなく、業務が遂行でき、1名でタイの全7店舗の管理を行っています。また、約20日間の決算短期化も実現し、翌月10日には月次決算が完了しています。
2021年6月に新型コロナウイルスの影響によりウエストのタイ店舗は一時全店休業となりましたが、2022年4月から一部店舗で運営を再開し、現在は2店舗で営業を再開しています。営業再開の際にもクラウドサービスである「multibook」を活用し、店舗のスムーズな経営体制を整えること、また決算が短期に確認できることで変化の激しい海外情勢においても迅速な営業戦略の決定や経営判断を下し、意思決定を早期化することが可能となりました。
■ウエスト経理部・総務部緒方氏コメント
コロナ禍になりタイの店舗をすべて撤退すべきかどうか、正直、我々も悩みました。アメリカに進出して40年。福岡の中小企業のうどん屋さんが海外に進出して、ニューヨークで40年やり続けるというのは経営者のロマンでもありますし、従業員にとっても誇りや、励みになるものなのです。アメリカのみならず、東南アジア進出も、私たちの夢でした。
一度撤退してしまえば、せっかくバンコクの土地に定着した灯を消すことになってしまいます。もちろん再チャレンジすることもできますが、一度撤退してからの再チャレンジはコスト的にもハードルが高くなります。休業はつらいけれども、2年は踏ん張ってみようと話している中で、お店を再開でき、ありがたいことに連日、賑わいを取り戻しています。この灯を守っていけるように、これからも事業を継続していきます。ぜひマルチブックにも、私たちのチャレンジを引き続き、ご支援いただきたいです。
■クラウド型会計・ERP「multibook」概要
海外拠点管理に最適なクラウド型会計・ERPサービスです。12言語※・複数帳簿に対応し、各言語・通貨での会計業務や為替の換算が可能で、複数拠点を本社で一元管理できます。
製造・商社・飲食・建設など多業種にわたり、上場企業から非上場企業まで、31ヵ国・250社への導入実績があります。
サービス名:multibook(マルチブック)
URL:https://www.multibook.jp/
利用料金:月額7万円〜(保守費用1万円/月含む)。
主な機能:12言語対応※、各言語・通貨による会計、固定資産管理、在庫管理、経費精算、連結会計連携等
※12の対応言語:
日本語、英語、タイ語、ベトナム語、韓国語、ミャンマー語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語(繁体字・簡体字)、インドネシア語
■株式会社ウエスト
会社名:株式会社ウエスト
代表者:代表取締役社長 若山和夫
設立:1966年3月
本社:福岡県福岡市博多区三筑1丁目5番8号
事業内容:焼肉・うどん・生そば・中国料理・和食各種・カフェなどの飲食事業
URL:https://www.shop-west.jp/
■株式会社マルチブック 会社概要
会社名:株式会社マルチブック
代表者:代表取締役CEO渡部学
設立:2000年9月
本社:東京都品川区西五反田1-1-8 NMF五反田駅前ビル5階
海外拠点:シンガポール ・タイ ・香港 ・ オランダ ・ドイツ
事業内容:クラウド型会計・ERPサービス「multibook」等の企画・開発・提供
URL:https://www.multibook.jp/