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女性のバス運転手は300人以上!~タイの女性進出について
- 2020/4/14
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4月14日。
昨日、タイの公共路線バス、140番を担当していた運転手が闘病の末、
新型コロナウィルスが原因で死亡されたと報道が流れた。
この一報に、一部の国の人は驚きを禁じえなかったという。
それは、闘病の末、新型コロナウィルスが原因で死亡したということではなく、
この運転手が女性(52歳)だったというところだ。
日本では、女性の大型バスの運転手がいれば、
それ自体がニュースになるほど珍しいものだ。
バンコク大量輸送機関国家企業労働者組合の会長、ブーンマー・ペンマー氏は言う。
「現在、バンコク大量輸送公社(BMTA)には、300人を超える女性ドライバーがいます。
ただこれは1万人以上いるドライバーの0.3%に過ぎません。
女性のドライバーは、統計的に事故率も少なく、安全に運転します。
将来的には、男性と女性の割合を半々くらいにしていきたい」
300人以上女性ドライバーが従事しているというその人数には驚きだが、
やはり割合的にはまだまだ少ないようだ。
しかしながら周囲を見渡すと、タイは女性の社会進出が目覚ましいと感じることが多々ある。
バスの運転手もタクシーの運転手も割合は少ないとはいえ、利用するとそこそこ遭遇する。
工場だって男に混ざって仕事しているし、建設現場や工事現場にも男に混ざって、
同様の作業服を着て、同じように働く姿を見る。
後者に関しては「あれはタイ人ではなくラオスやミャンマーから出稼ぎ労働者だろ?」という
ご意見もあるかもしれないが、半分正解で半分間違っている。
実際にタイの地方都市で小作農をしているような家庭では、
農閑期などは仕事がなく、一家でバンコクまで出稼ぎに来たりしているのだ。
工事現場の住まいをみたことがあるが、
とてもプライベートを保てるような環境ではなかった。
だが、その子の実家(ノーンカイ)もなかなかのボロ家だった。
それでも不幸そうな顔は一切ない。笑顔に満ち溢れていたことを覚えている。
このようにタイでは、ありとあらゆる仕事場に女性が進出している。
これは男性がだらしないことの裏返しなのか、否か…。
その答えはご自身で見つけて頂きたい。