パンガー県に「津波記念博物館」が2021年12月オープン予定

文化大臣イッチポン氏によると、パンガー県タークアパーにあるバンナムケム津波記念博物館は、2021年12月に一般公開される予定です。

2017年、同省は1階建ての博物館と野外展示場を含むこのプロジェクトのために9,180万バーツ(約3億2千万円)の予算を確保しました。

博物館は、4つの展示ゾーンで構成されています。
1つ目は、2004年12月26日に起きたスマトラ島沖地震により、タイ南部を襲い5,000人以上が死亡した津波について、訪問者に当時の様子を知らしめるマルチメディアプレゼンテーションルームです。
他の展示室には、津波、生存者の話、事件後に見つかった遺品に関する情報が表示されています。
博物館には、フォーラムやワークショップを開催するためのエリアもあります。

博物館の外には、犠牲者に敬意を表する長い記念碑があります。
新しいランドマークとして高さ12mの展望台が新設され、津波でタークアパーに漂着したオレンジとブルーの漁船2隻も展示されています。

バンナムケム津波記念博物館は、ビーチフロントのバンナムケム津波記念公園から約1.5kmの場所にあります。

同大臣は、博物館は記念碑でもあり、文化と観光の中心地となることを期待していると言います。

タイ人に津波(Tsunami)という言葉が広まる結果となった歴史的大災害「スマトラ島沖地震」。
自然の驚異は、人々の記憶から忘れ去られたころにもう一度やってきます。
それを忘れないようにするためにも、当時のことを知ることは良いことかもしれませんね。
箱モノ感は満載ですが。

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