【タイ】旧タバコ公社跡地が大規模森林公園に!バンコクの一等地に大胆な緑化計画

タイは20世紀初頭までは、大きな原生林を保有する森林王国でした。
しかしながら、木材の輸出に始まり、都市化が進むにつれ、1961年に国土面積の53%であった森林面積が1991年には26.6%にまで落ち込み、その減少速度に衰えることはありませんでした。
そのような背景の中、嬉しいニュースです。

バンコクのダウンタウンに森がやってきます。

新型コロナの以前では、観光立国として全世界で最も訪問された都市の1つである巨大都市バンコクは、特に海外の同様の規模の都市と比較した場合、緑地が不足していると批判されることがよくあります。

これは少なくとも部分的にでも、スアン・パ・ベンジャキティ公園の開設によってイメージが変わることでしょう。
おそらく今後は、ベンジャキティ森林公園として認知されることになるのではないでしょうか。

かつてタイタバコ公社が所有していたラーマ4世通りからクローントゥーイまでの259ライの土地に森が建設されています。

6億5200万バーツのプロジェクトのステージ2と3で、首都の中心部の住民と訪問者にとって素晴らしいエリアになることでしょう。

2022年完成予定で、1.5 kmの高架歩道、運河、池、スポーツエリア、近くにあるルンピニー公園にまで接続する自転車トラックなども含まれます。

この公園の完成によりバンコクは、「呼吸する街」として生まれ変わり、世界の主要な観光首都としての評判をさらに高めることをお約束いたします。
そして、交通と過密の問題にもかかわらず、居住者と訪問者にとってこれまで以上に住みやすい場所となることでしょう。

先日、東京の空撮風景を見て、こんなにも緑が全くなかった街だったのか!と痛感させられるということがありました。
東京でこのような一等地に空き地がでたら、すぐに「〇〇開発のため〇〇企業が競り落とした!」などとニュースになりがちですが、タイは素晴らしい運用法で着地しましたね。
人間生活でも、都市化計画でも、バランスを失っては、必ずどこかで何かの憂き目にあうと言うものです。
この公園の完成に大いに期待したいと思います。

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