タイのHIV感染者、約55万人に! 感染者の35%が若者層。原因はコンドーム未使用によるもの。

エイズ ヘルスケア財団タイ(AHF Thailand)は、タイ国内で報告された新規HIV感染者のうち3分の1以上を若年層が占めているとの政府データを受け、コンドーム使用を呼びかける「Just Use It」キャンペーンを開始した。

同キャンペーンは、毎年2月13日の国際コンドームデーに合わせ、チェンマイのYupparaj Wittayalai Schoolで発表された。若者に対し、安全な性行動の重要性を訴え、HIVやその他の性感染症(STI)、望まない妊娠の予防を促進することが目的だ。

疾病管理局の統計によると、昨年タイ全国で新たに13,357人がHIVと診断され、国内のHIV感染者は累計547,556人に上る。このうち新規感染者の35%は15~24歳で、感染の96.4%がコンドーム未使用の性行為に関連しているという。

チェンマイ県では昨年731件の新規感染が確認され、HIV感染者は22,387人。
そのうち21,576人が公的医療制度を通じて抗レトロウイルス療法(ART)を受けている。
さらに2025年10月から2026年1月までの間に約173件の新規感染が見込まれており、月平均44件のペースで推移している。

当局は、特に梅毒など他の性感染症の増加にも警鐘を鳴らしている。
関係者は、コンドームの普及強化に加え、曝露前予防内服(PrEP)やHIV自己検査キットへのアクセス拡大が急務だと指摘。これらのサービスは公立医療機関や地域保健施設、市民団体を通じて無償で提供されている。

AHF Thailandは、若者に対し「コンドームは依然として最も効果的で身近な予防手段の一つ」と訴え、予防意識の向上を目指している。

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