「静かな危険」蚊取り線香の煙で夫婦が深夜に救急搬送。誤った使用方法に注意!

「五月の蠅」と書いて「うるさい」ですが、実際もっとうるさいのは「蚊」です。
蚊は多くの感染症を媒介するだけでなく、睡眠の妨げにもなります。
その蚊を防ぐ方法の一つとして、古くから「蚊取り線香」がありますが、使用方法によっては死に至るケースもあると言います。

中国で蚊取り線香を焚いたまま就寝していた夫婦が、煙による中毒症状が疑われ、深夜に病院へ救急搬送される事故が発生した。
幸い命に別状はなかったが、日常的に使われている蚊よけ製品の危険性に改めて注目が集まっている。

医師によれば、蚊取り線香はゆっくり燃焼することで蚊を駆除するが、換気の悪い室内で使用すると、一酸化炭素や微小粒子状物質(PM2.5)が発生し、健康被害を引き起こす恐れがあるという。

研究では、約15平方メートルの密閉空間で蚊取り線香を1巻使用しただけでも、PM2.5が安全基準を大きく超える可能性があると指摘されている。

主成分であるピレスロイド系殺虫成分は、適量であれば人体への毒性は低いとされるものの、化学物質に敏感な人では、めまいや吐き気、呼吸器への刺激が生じる場合がある。
特に乳幼児、妊婦、喘息などの持病を持つ人は注意が必要だ。

専門家は「量を増やしても効果は高まらず、むしろリスクが高まる」と強調し、就寝前に短時間使用することや、窓を少し開けるなど十分な換気を行うことを勧めている。

また「蚊」対策には、蚊帳や網戸、液体式電気蚊取り器など、煙を出さない対策も有効だとしている。

今回の事例について医師は、「蚊取り線香そのものが危険なのではなく、誤った使い方が事故を招いた」と指摘。
身近な製品であっても、正しい使用方法と環境への配慮が健康を守る上で欠かせないと呼びかけている。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る