タイ証券取引所、2025年も続落。3年連続のマイナスで世界でも数少ない二桁下落市場に。

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タイ証券取引所は2025年をマイナスで終え、2024年比で二桁の下落を記録した世界でも数少ない市場の一つとなった。
これでSETは3年連続の下落となる。

SET指数は12月30日、5.64ポイント上昇し1,259.67ポイントで取引を終えたが、2024年末の1,400.21ポイントからは約10%の下落となった。年末年始の5連休を控え、売買代金は325億バーツと低調となった。

2025年のタイ株式市場の低迷は、アジアでも特に弱いとされるタイ経済全体の問題を反映している。
関税問題、観光業の不振、バーツ高、投資および製造業の低迷が市場の重しとなった。

外国人投資家は2025年に1,070億6,000万バーツの売り越しとなり、2024年の1,469億バーツから縮小した。
一方、個人投資家は1,586億4,000万バーツの買い越しで、前年の981億バーツから大きく増加した。

国内機関投資家は380億バーツの売り越しとなり、前年の4,820万バーツの買い越しから反転。
証券会社の自己売買部門も136億バーツの売り越しとなり、2024年の228億バーツからは減少した。

11月30日時点のSETの1日平均売買代金は419億1,000万バーツで、2024年末の465億5,000万バーツを下回った。
SET指数は1月第1週に年初来高値の1,395.70ポイントを付けた後、6月22日には年初来安値の1,053.79ポイントまで下落した。

SETおよび代替市場(MAI)の合計時価総額は、12月29日時点で約13.4兆バーツとなり、前年末の16.5兆バーツから大きく減少している。

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