タイ警察、ロマンス型投資詐欺組織のロシア人をスワンナプーム空港で拘束。学生ビザで滞在。

タイのサイバー犯罪対策警察は12月26日、バンコクのスワンナプーム国際空港で、オンライン投資詐欺グループの首謀者とみられる31歳のロシア人の男を逮捕した。

容疑者は「ガブリエル」と特定され、2023年以降、学生ビザでチョンブリー県に滞在しながら、タイへの出入国を繰り返し詐欺行為を行っていた疑いがある。

事件は、ナコンサワン県の実業家が、ロマンス詐欺の手法で(恋愛感情を利用)「ATFX」と名乗る偽のプラットフォームでの金取引投資に誘導されたことが発端だった。
被害者は当初、利益がでたかのように思わされたが(配当)、最終的に資金を引き出せなくなり詐欺に気付いたという。

警察によると、詐欺グループは10の名義貸し口座を使って資金を移動させており、そのうち2口座は容疑者名義だった。
これまでに容疑者10人のうち7人が逮捕され、約200万バーツが凍結された。

容疑者は容疑を否認しているが、警察はデジタル通貨を使った資金洗浄の証拠があるとしている。
警察は、恋愛感情を利用した投資詐欺への注意を改めて呼びかけている。

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