バンコク都と社会開発省が合同調査。スクンビット地区でホームレス・物乞い支援パトロール。
- 2025/12/25
- バンコクとその近郊
12月23日午後10時、バンコク都副知事らは、スクンビット通り周辺におけるホームレスや物乞いの状況調査を実施した。
調査範囲はBTSナナ駅からベンチャシリ公園前（クロントゥーイ区）までで、社会秩序の維持と包括的支援の提供を目的としている。
これは、ホームレス問題を持続的に解決するというバンコク都の政策に基づくものだ。
今回の夜間パトロールでは、公共スペースを居住場所として使用している人々を確認し、各種公的支援や救済制度について助言と情報提供を行った。
具体的には、長期的支援計画のための身元・経歴の確認と記録、一時的な宿泊施設への入所意思の確認、さらに職業訓練の希望調査などを体系的に実施し、安定した収入と自立した生活につなげることを目指した。
聞き取りの結果、支援を希望する人と希望しない人の双方が確認された。
支援を希望しない場合については、2014年制定「ホームレス保護法」に基づき、支援は本人の自発的意思を尊重することが原則とされている。
ただし、当局は公共スペースを住居として使用しないよう注意・指導を行い、歩行者や公共空間の安全と秩序を確保するため、当該区域からの移動を要請した。
今回の取り組みは、バンコク都と社会開発・人間安全保障省が主導する積極的な合同活動であり、住居支援のプロセスに入る意思がある人については、氏名や人数を集計し、今後の継続的な支援につなげていく方針だ。
過去の実績からも、現地に直接赴く積極的な取り組みが、対象者への的確な支援と問題解決に効果的であることが確認されている。
この活動には、クロントゥーイ区役所、ワッタナー区役所、社会開発局、市政取締局、管轄警察署などの関係機関も参加した。
クロントゥーイの交差点の三角地帯に住み着く「窓拭き一家」もお願いします。
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